有効利用のご紹介(熱エネルギーの有効利用)
2012年09月25日
◆ごみ発電
東埼玉資源環境組合では分別ののち、再利用、資源化したあとのごみを、衛生的に処理するために排ガス処理などに充分対応しながら焼却処理しています。また、環境負荷を考える立場からごみの焼却処理の過程で必然的に発生する熱エネルギーを有効利用するために、ごみ発電を行なっております。
◇発電設備概要
ボイラ | |||
形式 | 過熱器付自然循環ボイラ(エコノマイザ付) | ||
数量 | 4基 | 蒸発量 | 148t/h(37t/h・基) |
蒸気圧力 | 3.53MPa(過熱器出口) | 蒸気温度 | 345℃ |
伝熱面積 | 4,000平方メートル(エコノマイザ含) | ||
蒸気タービン | |||
形式 | 抽気復水タービン | 数量 | 2基 |
回転数 | 5,214min-1 | 入口蒸気圧力 | 3.33MPa |
入口蒸気温度 | 340℃ | 抽気圧力 | 0.39MPa(内部抽気圧制御) |
排気圧力 | -79.7kPa | 減速機 | 減速比1:3.476 |
発電機 | |||
形式 | 3相交流同期発電機 | ||
数量 | 2基 | 定格電圧 | AC、3相、6.6kV、50Hz |
定格出力 | 12,000kW/1基 | 極数 | 4P |
回転数 | 1,500min-1 |
◇しくみ
ごみ焼却の熱をボイラで高温高圧の蒸気をつくり、この蒸気エネルギーでタービンを回して発電します。ごみ発電による環境負荷の軽減効果として、年間(平成24年度)で約6万トンの二酸化炭素削減となり、地球温暖化防止に貢献しております。
◇第一工場発電設備の特徴
・発電効率(20.6%)
・高温高圧に耐える新素材のボイラ管の採用
・ボイラ伝熱面積を従来の約1.8倍に拡大
◇売 電
場内使用後の余剰電力を小売電気事業者に売却し、電力需要の供給に貢献しています。
◆温水利用
◇周辺施設への熱供給
タービンから抽気された蒸気で、熱交換器により80℃の温水をつくり、周辺施設に熱供給しております。現在の供給能力は約8GJ/hで、これまで越谷市農 業技術センターと社会福祉法人の施設「憩いの里」に温水を供給してきましたが、平成14年11月からは越谷市立老人福祉センター「ゆりのき荘」と「越谷市 民プール」への電力と温水の供給を開始いたしました。
お問い合わせCONTACT
第一工場業務課 運転業務担当
電話 048-966-0123