令和7年度予算の概要
2025年03月28日
『プラント更新事業等の資金需要に備えて基金積立』
◆ 令和7年度組合会計予算の概要
令和7年度東埼玉資源環境組合会計予算の概要につきましてお知らせします。予算額は歳入、歳出とも83億5,600万円で、前年度の76億2,300万円に比べ9.6%の増となっています。
第一工場ごみ処理施設のプラント更新に向けて基金を積み立てるほか、引き続きごみおよびし尿を適切かつ安定的に処理します。また、ごみの減量化に向けた施策や、熱エネルギーの有効活用(廃棄物発電・熱供給)により、環境負荷の低減と持続可能な循環型社会の構築に取り組んでいきます。
◆ 歳 入
◇分担金及び負担金 55億円(構成比65.8%)
組合を構成する5市1町から納入される分担金です。
内容は各市・町が均等に負担する平等割が15%、ごみおよびし尿の搬入量により負担する搬入割が85%です。なお、今年度の分担金の市・町別構成比は次のとおりです。
越谷市 | 18億1,582万5,000円 | 33.0% |
草加市 | 13億1,412万8,000円 | 23.9% |
八潮市 | 6億6,078万6,000円 | 12.0% |
三郷市 | 8億8,791万8,000円 | 16.2% |
吉川市 | 5億728万3,000円 | 9.2% |
松伏町 | 3億1,406万円 | 5.7% |
◇使用料及び手数料 14億1,030万円(同16.9%)
ショッピングモールや店舗などの事業所から排出される事業系ごみの処理手数料です。手数料は10キログラム当たり210円です。
◇財産収入 10億4,965万円(同12.6%)
ごみ焼却時に発生する熱エネルギーを利用して作る電力の売払代金および廃棄物処理施設整備基金の積立金利子などです。
◇諸収入 3億755万円(同3.7%)
第二最終処分場の跡地整備に係る負担金や温水の熱供給実費徴収金および金属売払代金などです。
◇組合債 3,320万円(同0.4%)
第一工場ごみ処理施設工場棟に係る照明器具取替工事(LED化)および最終処分場の機器取替工事などに係る借入金です。
◇繰越金 3,000万円(同0.3%)
前年度からの繰越金です。
◇国庫支出金 2,530万円(同0.3%)
第一工場ごみ処理施設プラント更新事業に向けた環境影響評価業務委託や発注支援業務委託などに交付される国庫支出金です。
歳入予算のグラフ
款 | 予算額 | 構成比 | 前年度 | 増減率 |
分担金及び負担金 | 55億円 | 65.8% | 50億円 | 10.0% |
使用料及び手数料 | 14億1,030万円 | 16.9% | 14億630万円 | 0.3% |
財産収入 | 10億4,965万円 | 12.6% | 11億2,045万円 | ▲6.3% |
諸収入 | 3億755万円 | 3.7% | 340万円 | 8,945.6% |
組合債 | 3,320万円 | 0.4% | 4,950万円 | ▲32.9% |
繰越金 | 3,000万円 | 0.3% | 3,000万円 | 0.0% |
国庫支出金 | 2,530万円 | 0.3% | 1,335万円 | 89.5% |
計 | 83億5,600万円 | 100.0% | 76億2,300万円 | 9.6% |
◆ 歳 出
◇事業費 53億499万円(構成比63.5%)
施設を安全かつ安定的に運転するための費用で、主なものは次のとおりです。
・ごみ処理施設、汚泥再生処理センターおよび最終処分場の運転・保守管理に係る委託料などです。
・第一工場で定期的に焼却炉や発電設備などの各種機械類を整備および補修するための工事費です。
・第一工場で焼却炉から発生する排出ガス中の塩化水素や窒素酸化物などを安全に処理するための薬剤購入費です。
・排出ガス中のダイオキシン類・水銀などの測定、ごみの減量化を図るためのごみ組成分析、水質分析、放射性物質濃度などの検査委託料です。
◇公債費 13億5,070万円(同16.2%)
第一工場および第二工場ごみ処理施設、最終処分場、汚泥再生処理センターの建設事業および改修事業などの借入金の償還金です。
◇基金積立金 9億5,300万円(同11.4%)
廃棄物処理施設整備基金への積立金です。なお、今後予定している第一工場ごみ処理施設プラント更新事業等の資金需要に備えて、積み増しを行っていく予定です。
◇総務費 6億299万円(同7.2%)
組合の運営に係る費用で、主なものは次のとおりです。
・組合の情報を広く積極的に提供するための「広報リユース」の発行費用です。
・ごみの減量化のため、「リユースまつり」や「REUSEポスター展」などの事業を通して、総合的な啓発活動を行うための費用です。
・組合の庁舎を、安全で利用しやすく維持管理するための委託料、工事費などです。
◇建設費 8,175万円(同1.0%)
第一工場ごみ処理施設プラント更新事業に向けた環境影響評価業務委託や発注支援業務委託などの費用です。
◇議会費 3,257万円(同0.4%)
議会運営に係る費用などです。
◇予備費 3,000万円(同0.3%)
不測の事態に対応するための予備費として3,000万円を計上しています。
歳出予算のグラフ
款 | 予算額 | 構成比 | 前年度 | 増減率 |
事業費 | 53億499万円 | 63.5% | 47億4,972万円 | 11.7% |
公債費 | 13億5,070万円 | 16.2% | 12億7,960万円 | 5.6% |
基金積立金 | 9億5,300万円 | 11.4% | 9億1,440万円 | 4.2% |
総務費 | 6億299万円 | 7.2% | 5億3,496万円 | 12.7% |
建設費 | 8,175万円 | 1.0% | 8,224万円 | ▲0.6% |
議会費 | 3,257万円 | 0.4% | 3,208万円 | 1.5% |
予備費 | 3,000万円 | 0.3% | 3,000万円 | 0.0% |
計 | 83億5,600万円 | 100.0% | 76億2,300万円 | 9.6% |
予算書の掲載
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