教えて!環境博士:第二工場ごみ処理施設のこと
2023年03月20日
- 第二工場ごみ処理施設には、どこのごみがくるの?
- ごみの量は一日どのくらい?
- どうやってごみを処理しているの?
- 一日でどれだけのごみを処理することができるの?
- ごみはどれくらいためられるの?
- ごみのにおいについて工夫していることはあるの?
- クレーンはどこで操作しているの?
- どうやって電気をつくるの?
- 工場でつくった電気はどうしているの?
- ごみを燃やしたあとの灰はどうしているの?
- 煙突の高さはどのくらいあるの?
第二工場ごみ処理施設には、どこのごみがくるの?
第二工場ごみ処理施設には、草加市と八潮市から出た「燃えるごみ」が集められてくるんじゃよ。
ごみの量は一日どのくらい?
第二工場ごみ処理施設には、一日に平均で約280トンのごみが運ばれてくるんじゃ。2〜3トンのごみを積んだ車が120台くらい来るんじゃよ。
どうやってごみを処理しているの?
第二工場ごみ処理施設では、ガス化溶融炉という設備で、ごみを約1,600度で熱してドロドロに溶かしているんじゃよ。
一日でどれだけのごみを処理することができるの?
第二工場ごみ処理施設には、一日に148.5トンの処理ができるガス化溶融炉が2つあって、あわせて一日で297トンものごみを処理することができるのじゃ。
ごみはどれくらいためられるの?
約2,100トン(約一週間分)のごみをためることができるのじゃ。「ごみピット」とよばれる、大きくて深い場所にためているんじゃよ。
ごみピット
ごみのにおいについて工夫していることはあるの?
ごみを入れるところの扉を二重にしたり、ごみをためておく「ごみピット」にたまった空気をガス化溶融炉の中に吹き込んで、においが外に出ないようにしているんじゃよ。
プラットホーム
クレーンはどこで操作しているの?
通常は自動運転をしているんじゃ。人が操作する時は、「ごみピット」がよく見えるクレーン操作室で操作しているんじゃよ。
ごみクレーン操作室
どうやって電気をつくるの?
ごみを燃やした熱を利用してボイラで水を蒸気に変え、その蒸気でタービンを回転させることによって、発電機で電気をつくっているんじゃ。
工場でつくった電気はどうしているの?
つくった電気は工場内で使ったり、汚泥再生処理センターやとなりの草加市市民温水プールに送ったりしているんじゃ。余った電気は小売電気事業者(電力会社)に売っているんじゃよ。
※市民温水プールは建替えのため、利用休止中です。
ごみを燃やしたあとの灰はどうしているの?
ふつうはごみを燃やすと灰が残るんじゃが、第二工場ごみ処理施設では約1,600度で熱してドロドロに溶かしているので、燃え残る灰がないのじゃ。ドロドロに溶かしたものは水中で急激に冷やすとガラス質で砂状の「スラグ」というものになるのじゃ。「スラグ」は道路の材料などに再利用されるのじゃよ。
煙突の高さはどのくらいあるの?
煙突の高さは約59mもあるのじゃ。煙突と建物をくっつけることで、目立たなくしているのじゃ。
煙突