設備

2018年07月20日

1. 中央操作室

工場内に設置している監視カメラを使い、工場内の主な設備を監視したり、コンピューターを使っていろいろな設備の運転を24時間体制で行っています。

2. ごみ計量機

搬入されたごみの重さを計るところです。専用のカードを使って、自動的にコンピューターが市町別、車両別に集計します。このときプラットホームのどのゲートで投入するかの指示が出ます。

3. プラットホーム

搬入車は、ここからごみをピットに投入します。通常の投入ゲートは9ヶ所です。このほか破砕機の備わったゲートと手下ろしのゲートがあります。収集車が投入ゲートに近づくとセンサーが作動し、ゲートが自動的に開閉します。

4. ごみピット

運ばれたごみを溜めておくところです。約4,000トンのごみが溜められます。縦19m、横60m、深さ31mあります。

ごみをクレーンで撹拌(かくはん)したあと、焼却炉へ運びます。焼却用の空気は、ピットから焼却炉内へ吸い込んで使用しているため、臭いが外に漏れることはありません。

5. 焼却炉内

ごみをこの中で850℃〜1,000℃の高温で完全燃焼するので、有害ガスの発生を抑制することができます。 24時間連続運転します。
1日200トンのごみを燃やすことができる炉が4炉あります。

6. 廃熱ボイラ

ごみ焼却熱をボイラで吸収して、燃焼ガスの温度を下げるとともに高温高圧の蒸気を発生させます。過熱器で使用している管は高温腐食に耐えられる素材を使用しています。 

7. タービン発電機

ボイラで発生した蒸気を利用して、発電を行います。電気は工場内や「いきいき館(越谷市立老人福祉センターゆりのき荘・越谷市民プール)」で使用するほか、小売電気事業者に送電し、皆さんの家庭でも利用されます。一部の蒸気は、場内給湯および近隣施設の「いきいき館」「越谷市農業技術センター」への温水供給に使用しています。

8. 灰溶融炉

炉内に投入した焼却灰は、主電極の先端から発生する摂氏4,000度を越えるアーク熱の輻射により、短時間で溶けてスラグとなります。その後、スラグを水で冷却し固化します。

平成31年4月に休止しました。

9. スラグピット

スラグは、コンベアでスラグピットに送り溜められた後、スラグクレーンを用いて搬出用のトラックに積み込み、最終処分場に運びます。

10. 煙 突

クリーンな排ガスはここから出ています。高さは100mあり、80mのところには関東平野を360度見渡せる展望台があります。